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シカゴ

1996年にオープンしたリバイバル・ミュージカル。オリジナルは1975年6月の初演ですが、同年7月にオープンした「コーラス・ライン」の人気の影になり76年度のトニー賞では10部門にノミネートされながらも結果は、1部門も受賞できませんでした。この再演版は97年度のトニー賞でベスト・リバイバル賞を含む6部門を受賞。

ストーリーは1926年に実際に起きた事件をベースにしたもので、事件の起きた同年12月には、早くもブロードウェイでプレイとして上演されていますから当時は大きな話題を呼んだ事件でした。

ジャズ・エイジと呼ばれる1920年代のシカゴが舞台。腕利きの弁護士と女である武器を大いに活用すれば殺人者も無罪放免、かつ殺人も上手くやれば金儲けにつながるというアメリカ社会をコミカルに皮肉った物語。

シカゴは振付家、ボブ・ホッシーが最後に手がけたブロードウェイ・ミュージカル。彼はこのミュージカルの台本もフレッド・エッブと共作していますが、彼の得意なダンスを活かした構成になっています。したがって見どころはボブ・ホッシ−の振り付けによるダンス。この再演ではボブ・ホッシーの愛弟子アン・ラインキングが振り付けを担当しオリジナルを忠実に再現しています。演出はオォルター・ボビー。70年から80年代に掛けてブロードウェイ・パフォーマーとして活躍した彼の2作目のブロードウェイ・ミュージカルの演出作品。この後、98年には「フートルーズ」そして2005年には同じくボブ・ホッシー振り付けの「スィート・チャリティー」の再演版の演出を手がけています。

シカゴはボブ・ホッシーが最も円熟した時期に創作した振り付けをそのまま再現していますが、ダンス、コスチューム、何れもセクシーなビジュアル効果ねらった演出になっています。

推薦スコアは4スターズ。